【米屋勤めが教える】~お米をお得に買うテクニック3選~

【米屋勤めが教える】~お米をお得に買うテクニック3選~
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こんにちは!バッチです!

実は私、東北の米屋に勤めているのです。

今や関東でお米5kg 約5,000円とかいう凄まじい値段になっているこの世の中、令和の米騒動はいつまで続くのか。。

そこで今日は、お米屋さんが教える!なるべくお得にお米を手に入れる方法3選

1.お米屋さんに行く

2.複数原料米(いわゆる”生活応援米”)を買う

3.玄米30kgで購入する

この3つを解説していきましょうー!

お米屋さんに行く

一番かんたんです。

近くにお米屋さんがあるなら訪ねてみるといいです。

あるいは電話で値段を問い合わせてみるといいです。

現在、購入時に本数制限を設けているお米屋さんが多いと思いますが行動してみるのは大切です。

スーパーより安く手に入る可能性があるのは何故かといいますと…

「お米農家さん→ JA or 米屋 仲介→ 精米依頼→ 卸し業者→ スーパーへ」

という、上記の流れを考えると、お米屋というのは農家さんから購入したものを直接販売している場合があります。

そのためお買い得の可能性が生まれるのです。

しかし、関東の米屋なのに九州産の銘柄を取り扱っていたりしたら当然割高です。

わざわざ取り寄せて販売しているわけですからね。

複数原料米(いわゆる”生活応援米”を買う)

先に伝えときます。

安い代わりに銘柄米(コシヒカリやひとめぼれ等の名称付き)より食味は落ちます。

それでもよく購入されます。

何故なら銘柄米より安いから!

なぜかというと、規格外や未検査のお米、玄米選別中に弾かれたお米、生育不良米や砕けた米(砕米)、場合によっては古米などを精米機と選別機(光で選別する機械)にかけ、食品として合格した選ばれし不良米たちを混ぜたのが複数原料米だからです。

上記の理由から、お店のブランドを守るため、お米屋の店頭に置いていないことがありますが、インターネット上だと比較的購入しやすいかなと思います。

下記はランダムにピックアップしたお米屋さんです。パッケージデザインも可愛らしいですね。



玄米30kgで購入する

スーパー等で5kg白米をその都度購入していませんか?

お米も立派な生鮮食品なので、食べきれる量を購入するのは正解ではあります。

しかし!玄米30kgは白米10kgに比べて割安です!

食べるときにコイン精米機に小分けにする手間賃を考えても安いです。

ちなみに5kg玄米を上白精米すると、1割分が糠で抜けて4.5kgの白米に仕上がるよ

さらに!玄米も白米も、低温低湿の場所かつ、とうがらしを入れることで一気に長持ちします!

お米屋も使用する米びつ当番は、白米だけでなく、玄米でもポンと入れるだけで効果を発揮しますし、とうがらしはお米に匂い移りしないので安心ですね。


本当は冷蔵庫に入れれるならお米にとって一番良い環境なんですよね。

あ、お米は高温多湿のところに置いてしまうと一変して米食い虫(コクゾウムシ)が湧いてしまったり、食味が急激に落ちてしまいます。

匂いのキツい食材が近くにあっても駄目です。お米に匂い移りします。

まるでエビの風味をふんだんに吸った油…、蝦油(シャーユ)のようにな!

玄米とは不思議なもので、低温倉庫で適切な保存をすれば食味は緩やかに落ちていきますが何年かは保つわけです。政府の備蓄米のように1年前のお米「古米」、2年前の「古々米」、「古々々米」…と保存できるわけですね。

また、上記3選の他に、農家さんと知り合いになるのも一手ですが…

うん、知り合いになれるならなってる!!!!!

とはいえ、農家さんから購入出来たらいっちばん楽です。

農家さんも高く買い取ってもらってwin-winですしね。

しかしこの令和の米騒動、いつまで続いてしまうのか。米屋でありながら高騰には困りものです。

生活のために食べるためではなく、儲けるためにお米の転売ヤーまで生まれてしまったわけですから…。

米の外国人需要の増加・遅すぎる政府の備蓄米放出・令和5年産のお米が高温被害に合うなど、様々な要因で米高騰に陥ってしまいました。(ほかにも色々と原因はあるそうですが) 

そして令和6年度、今年の夏も猛暑予想で再び高温被害が出るのではないかとも噂されます。

温暖化(夏の高温)に強いお米の品種も生み出されていますが、新品種に完全移行するのも米農家さんからしたら簡単ではありません。品種ごとに芽の出やすさから病気のしやすさも違いますし、今まで育ててた品種のノウハウもあるわけですからね。

ただ、米農家さんからしてみれば今までが安すぎたというのも事実です。

実際、我が家は数年前まで米農家だったのですが、お米作りだけでは食べて行けず、夏野菜のきゅうり、インゲン等も作っていました。

きゅうりは早朝と夕方収穫、その度に選別と箱詰めするから、すっごい忙しいうり

あ、お米が儲かってるなら社員も儲かるのでは?と考えたあなた

そんなことはありません。雇われの身である限り、結局お給料は変わらないのです。

世知辛い世の中です。社長はとっても良い人ですけどね。

それでは賢くお米を手に入れましょー!「人生は今が一番若い!」バッチでした


Wrote this articleこの記事を書いた人

バッチ

バッチ 男性

ひきこもりから脱した東北在住、米屋勤務の正社員。雑多に役立つことを発信していきたいアラサー。仕事、恋愛(マチアプ)、趣味(写真・絵・ブログ)、すべて上手くいかせてみせると意気込むが三兎追うものなんとやら…。

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